土を起こす
眠っていた田畑に手を入れ、堆肥をすき込む。種をまき、地域の子どもたちと苗を育てる。一年の循環はここから始まります。
秋田・上新城の大地から
有機農業・自然農法・環境保全型農業。
大自然との調和を基調に、土と水と生きものの循環をたやさず、
次の世代へ受けわたすための「永続農業(パーマネント・アグリカルチャー)」を、秋田で実践しています。
永続農業とは、収穫のためだけの農ではありません。土の力を借り、土に返す。田畑を、地域の水や森、そこに暮らす人の健康、受けつがれてきた文化と、ひとつづきのものとして考える営みです。
わたしたちは秋田の農村で、化学に頼りすぎない生産方式の普及と実用化を進めながら、自然環境の保全、地域の人びとの健康づくり、そして地方文化の保護と発展にとりくんでいます。
都市と農村が行き来し、食べる人とつくる人がつながるとき、まちは豊かに、そして美しくなる。その循環を絶やさないことが、わたしたちの仕事です。
永続農業は、季節にさからいません。春に土を起こし、夏に育て、秋に実りをいただき、冬に土を休ませ、また春を待つ。この循環の中に、わたしたちの活動があります。環をたどってみてください。
眠っていた田畑に手を入れ、堆肥をすき込む。種をまき、地域の子どもたちと苗を育てる。一年の循環はここから始まります。
草と虫と作物が競り合う季節。除草剤に頼らず手をかけ、生きものが行き交う田んぼを保つ。都市からの体験者を受け入れます。
稲を刈り、野菜を収穫し、収穫祭で分かち合う。地方の食文化を次の世代へ手わたす、一年でもっとも豊かなとき。
雪の下で土は力を蓄える。保存食を仕込み、種を選び、次の一年の学びを地域で語り合う。休むこともまた、農です。
定款に掲げる活動分野に沿って、秋田の地域とともに手を動かしています。
有機農業・自然農法の普及実用化を通じ、土壌と水系、里山の生態系を守ります。
安全な食と農作業を、地域住民の健康増進と福祉の現場へつなげます。
都市と農村の交流を軸に、豊かで美しいまちのかたちを地域と描きます。
地方文化の保護と発展、土地に根ざした表現や身体活動の場を支えます。
子どもから大人まで、農と自然から学ぶ体験と学びの機会をひらきます。
永続農業の知恵を国内外と分かち合い、持続可能な農の輪をひろげます。
同じ志をもつ団体や生産者をつなぎ、実践のための助言と支援を行います。
奥羽の山なみと雄物川の水にはぐくまれた秋田の農村。四季がはっきりと分かれ、冬は深い雪に閉ざされるこの土地は、土を休ませ、循環をまなぶには恵まれた場所です。わたしたちの田畑と学びの場は、ここにあります。